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「三段式スイッチバック」で急こう配に対応して山を越える木次線 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年11月19日

「三段式スイッチバック」で急こう配に対応して山を越える木次線

JR西日本で最も標高の高い駅に向かう急勾配に対応するため、列車は進行方向を変えながらジグザグに上っていきます。木次線(きすきせん)きっての絶景区間です。

三段式スイッチバックで方向を反転させる木次線

JR木次線出雲坂根(いずもさかね)駅は、中国山地の分水嶺近くにあり、駅の横に名水「延命水」が湧き出すことで知られる山あいの駅です。木次方面から入ったディーゼル列車は次の三井野原(みいのはら)駅へと向かうため、進行方向を反転させ、来た方向へ折り返して出発します。全国でも数少ない「三段式スイッチバック」の区間に入ったためです。

三井野原駅は広島県との県境に近く、標高726m。JR西日本で一番高い場所にある駅です。出雲坂根駅との標高差は162mもあり、列車が上ることができる勾配の限界を超えています。この急勾配に対応するため、列車は進行方向を2回切り替えながら、逆Z型でジグザグに上っていきます。その線路が三段になっていることから三段式スイッチバックと呼ばれています。

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